小屋裏で見守る幣串・幣束
2010.01.22 Fri
こんにちは、ムクスタ 設計部のあっちゃんです。
耐震診断を行なわせて頂く際に、小屋裏に入ります。
多くのお宅の小屋裏の棟には、
あるものが取付けられています。
それは、幣串・(へいぐし・へいごし)、
幣束(へいそく)などと呼ばれるもの
(お祀りの長さや種類は色々あります)で、
新築時の上棟祭(棟上まで工事が完了したことに感謝し、
無事建物が完成することを祈願する儀式、
古くは平安時代末期まで遡るとか。)
の際に棟に取り付けられたものです。
上の写真は、築約30年にお宅のものです。
建物によっては、建築年、施主様のお名前などが記されております。
小屋裏にある為、建物完成後に見られることは、ほとんどないでしょう。
しかし、建物が役目を終えるまで、ずっと小屋裏で見守っています。
小屋裏が見られるお宅の場合、
気になる方は覗いてみては如何でしょうか。
弊社の新築では、上棟の際に幣串を取り付けております。
これから建築される方は、
ちょっとこのことを覚えておくと良いと思います。
これからも無垢スタイル建築設計を宜しくお願い致します。
CATEGORY:家づくり現場のお話
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