無垢スタイル 呼吸する家
2007.04.09 Mon
コーディネーターのヨネダです。
今回は開口部について考えてみました。
まだまだ家の評価の着眼点が、性能を計量できる気密や断熱に向かっていて、これは閉鎖時の性能しか評価していない表れだと思います。
高気密高断熱にするには、開口部を小さくするのが一番です。そうすると通気性能は無視されてしまいますよね。また機械換気システムに依存している住宅が健康住宅とも思えませんよね。
日本では昔から建具を重ね使いしてきました。
すだれ、網戸、ガラス戸、障子などです。障子は断熱性を得られるだけでなく、やわらかい光を取り込み、プライバシーも確保できます。また、戸袋を計画しておけば引き込んでしまうこともできます。さらに軽さも魅力です。私の家でも障子がある部屋はなぜか落ち着きます。断熱性だけでなく、様々な価値を考えていた昔の家づくりに学ぶところは非常に多いですね。
冬の時期だと窓を開けて暮らすことを忘れ性能面ばかりに気をとられてしましますが、健康や窓を開けて過ごす快適さも忘れないようにしましょうね。
CATEGORY:家とプランのお話
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