プライバシーの守られたバルコニー

2018.03.15 Thu

こんにちは!
無垢スタイル建築設計 新築コンサルティングの島田竣介です
住まいを計画する時、少しでも視線が抜けるところに開口部を設ける事は基本的な事です。
「遠くが見えるところ」に窓を設けると言った方がわかりやすいかも知れません。
遠くが見えるという事はプライバシーも確保しやすいということ。
小さな家の閉鎖性を緩和し、外部と繋がる事で、外部からやってくる豊かなもの(光・風・熱・香り)を取り入れることが出来ます。
ところが都市部では、なかなか理想な窓を設ける事が出来ません。
南側に大きな開口部を設け、その先にバルコニーという定番の家では、日当りを良くしようとした事で、かえって外からよく見られる事に繋がります。
そのため。洗濯物や布団を世間へさらす場となり、景観を損ねてしまいます。
バルコニーのあり方を少し工夫してみる事で、外に開いていても、プライバシーを守りながら、洗濯物を世間にさらすこと無く、開放的に暮らせる簡単な方法がございます。

バルコニーの壁の高さを背の高さくらいに上げる

囲われたバルコニー
囲われたバルコニーとする事で、廻りからの視線を遮り、内部と外部が一体となり、空を大きく切り取る事ができます。
奥行き1M程度のバルコニーだと効果が発揮できず、逆効果なので、できる事なら2M以上の奥行きを確保できると良いかと思います。
このように、バルコニー空間を生活空間として積極的に活用することで、小さな家でも外部に開けた暮らしが可能となり、限られた土地の中でも、よりプライベート性のある、よりよい空間が作れるのではないかと思います。
無垢スタイルでは、家づくりにおける設計プランや間取りのことなど『設計プラン相談』でご相談を承っております。
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