健康住宅の結露対策

2005.12.19 Mon

設計の吉田ですぅ。
最近すっかり冷え込んできましたが、毎年この時期になるとお客様との会話で出てくるのが「結露」です。
プランを行う前に「今のお住まいの嫌な点はどこですか?」と必ず伺うことにしているのですが、「結露」とお答えになるお客様が多いです。9割以上のお客様は結露に悩ませられているのではないでしょうか?
結露が多いのは、リビング・寝室・洗面室等の窓やタンスの裏のすき間との壁、玄関ドアなどです。それはカビや壁の汚れ、悪臭の原因になるだけで、見ていて気持ちの良いものではありませんが、対処の方法は、拭くか換気をするかしかないのが実状でしょう。
以前私が住んでいたアパートも、サッシの下が水びたし、カーテンがカビる、スチール製の玄関ドアの下がビショビショだったり散々でした。特に窓のサッシ枠とガラスの間のパッキンのようなものについたカビをとるのが大変だったと今でも覚えています。
よく言われる結露対策といいと、火を使う暖房を多用しない・家の中に冷えた部分を造らない・加湿器はほどほどに使う・換気をよく行う・タンスの裏にすき間を設けるなどでしょうが、あまり現実的でないような気がします。
私たちは家造りにおいて、新築でもリフォームでも結露対策として、プラン上で通風に配慮したりするほかに新聞紙を用いたNBファイバー断熱材、無垢の床板、和紙などの紙壁紙、珪藻土を使用しているので(ナチュラルブレスをすることで)、暖房を気兼ねなく使え、快適に生活が出来るのです。それらを採用していただいた当社の今までのお客様で、結露に悩まされたといった話は1つもありません。洗濯物を室内干ししたり、調理をしたりしても大丈夫なようです。
合板のフローリング゙やビニールクロスでは湿気の「し」の字も給排しません。
今、結露にお悩みの方。ビニールクロスなんかは剥がしてDIYで簡単に塗れる塗り壁材があります。無垢板を壁の1面だけに貼るのも手です。1枚ガラスをペアガラスに交換することも簡単です(これは業者に頼むようになりますが・・・)。
カビやダニ、ほこりの悪影響を最初に受けるのは、明日の日本を背負ってたつ子供たちです。子供は自分の住む環境を選ぶ事は出来ません。私たち大人が良い環境を子供に提供するのが義務だと考えています。
ぜひ御一考を・・・。

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