照明計画「どこを照らすか」~さいたま市 注文住宅
2009.10.31 Sat
こんにちは、ムクスタの大林です。
照明のお話を少しいたしますので参考にしてください。
照明器具の取り付け位置を考えるときのポイントですが、
新築の場合では、どこにどんな家具を置くとか、
どの壁にどんな風に絵や写真を飾るかをまず想定します。
そして、どのスペースでどのように過ごすかも想定します。
これがまず前提です。
部屋の中央に天井付けのシーリングライトをつけて
部屋全体の照度を確保する方法もありますが、
それだけだとメリハリのない平坦な空間になってしまい
もったいないです。
一つ方法としては、メインの照明の他に、ダウンライトや
スポットライトやスタンド照明を配置するという方法があります。
その場合のポイントとしては、メインの照明の補足的にその他の
照明をしつらえるというよりも、メインの照明を消した時に、
その他の照明に切り替えることによってシーンによって部屋の雰囲気や
機能を切り替えるという方法が良いということです。
もう一つのポイントは、照明というのは、ただ単に床面を照らすよりも、
壁面や天井面を照らす方が明るく感じたり、
空間に変化を与えることができるということです。
さらに、直接光を人間に当てず、壁や天井に光を当てて、
間接的な明るさを利用することによって、
非常に心地よい光を作り出すことができます。
そのときに注意することは、
照明を平面的にバランスよく配置するのではなく、
照らしたい壁、照らしたい家具、などを意識しながら
配置していくということです。
照明のしつらえというのは、非常にその空間の雰囲気や居心地などを
左右する、家づくりの重要な要素になりますので、
私どもにご相談いただければ、
それぞれの方のお好みに合った気持ちのいい空間を
ご提案させていただきます。