日本独自の床材、『畳』のメリット

2022.03.19 Sat

設計室の高橋です。
 
毎年訪れる花粉の季節ですね。
昼間は暖かい日が続き、春の訪れを感じます。
 
では、今回は畳についてお話していこうと思います。
 

 
皆さんは、畳についてどんなイメージを持たれてますかね?
古風で、昔の家にあるイメージでしょうか?
メンテナンスが面倒と思われる方もいるかもしれませんね。
 
日本文化の中には、洋服や漢字など元をたどると外国から入ってきたものも多くありますが、畳は日本の気候風土に合った、日本特有の日本独自の床材なんです。
 
というのも、畳に使用されているイグサという植物の特徴が関係しています。
 

特徴① 高い吸湿性・調湿機能

これは木炭と同じくらいの吸湿能力があり、湿度が高い時には湿気を吸い、室内が乾燥しているときは水分を放出して湿度調節をします。
弊社でも採用が多い、珪藻土と似た効果が得られるということですね!
高温多湿の日本には、最適な素材ですね。
 

特徴② 自然浄化作用

ある研究では、二酸化炭素を自然浄化してシックハウス症候群の原因でもあるホルムアルデヒドを吸着するというデータがあります。
その効果はイグサが古くても新しくても効果はほとんど変化がないと言われています。
空気まできれいにしてくれるのは魅力ですよね。
 
 
畳の歴史についても少し触れていきましょう。
歴史は平安時代、板間の上に畳を敷くスタイルで使われるようになり、それまでは畳に似た敷物を使っていたそうです。
家の造りが変化するとともに畳の使い方も変化し、室町時代あたりで板間の上ではなく床材として部屋全体に敷き詰められる現在のスタイルになりました。
 
畳はもともと、貴族の屋敷でしか使われておらず、農村にまで浸透したのは明治時代になってからになります。一般的に使われるようになってからそんなに月日が経っていない気がしますよね?
感じ方は人それぞれですが、、、(笑)
 
少しではありますが、畳の魅力をお伝えさせて頂きました。
ご興味があれば、ぜひおうちの検討に畳もねじ込んでみてはいかがでしょうか?(笑)
 

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