家づくりに欠かせない『窓』の種類と特徴
2021.10.22 Fri
こんにちは。設計室の吉崎です。
今回は、家づくりに欠かせない 『窓』 についてお話しさせて頂きます。
◆窓の種類と特徴、メリットとデメリット
①すべり出し窓
取手をつかんで回して押し出す、ハンドル部分を回して押し出す、又は、取手を手前に引いて窓を開けるタイプの窓です。
縦横どちらに開くかという区別で縦すべり出し窓・横すべり出し窓、開く方向も内開き、外開きという区別があります。
無垢スタイルで最も多く使用されている窓です。
【メリット】
・気密性が高い
・小さなスペースで設置が可能
【デメリット】
・狭小地の場合、窓を開けた時に越境しないようなスペースが必要
・内開き窓は室内側にカーテンが設置しづらい
・内開き窓は、雨が吹き込みやすい
②引き違い窓
2枚のガラスを左右に動かして開閉するタイプの窓です。
日本の住宅で最も多く使われているタイプの窓です。
【メリット】
・開口を調節しやすい。
・窓を全部取り外すことができるので、引っ越しや家具の買い替えの際に、ドアから入らない家具を窓から入れることができる。
【デメリット】
・ 気密性が低い。
・デザイン性が低い。
③上げ下げ窓
2枚のガラスを上下に動かして開閉するタイプの窓です。
輸入住宅のような外観にオススメの窓です。
【メリット】
・2枚のガラスを上下に動かして開閉する為大きな開口がとりにくいが、防犯性が高い。
・引き違い窓に比べ、気密性、断熱性が高い。
【デメリット】
・上部がFIXで下部がスライドするシングルハング窓の場合、上部の窓が清掃しにくい。
・コストが高い
④FIX窓
開閉ができない窓です。
無垢スタイルでは、全館空調をご提案させて頂く場合、窓を閉めて生活して頂く事をオススメしています。
その為、採光、眺望を目的として設置する場合に多く採用されています。
【メリット】
・気密性が高い。
・窓全体に対して窓ガラスを大きく確保できる。
・開く窓に比べるとコストが安い。
・デザイン性が高い。
【デメリット】
・高い場所に設計した場合、外側のガラスが掃除しにくい。
⑤スリット窓
縦横に細長い形状の窓です。
スタイリッシュでオシャレなデザインの住宅にオススメです。
【メリット】
・縦スリット窓は天井が高く見える。
・横スリット窓は設置位置により、採光性や換気効率が上がる。
【デメリット】
・開口部が細いので設置位置により、天候によっては十分な採光がとれにくい。
⑥掃き出し窓
掃除の際、ほうき等で室内から外にゴミを掃き出すことから、掃き出し窓といいます。
庭やバルコニーに面して設置する事で、窓から直接出入りができます。
【メリット】
・窓から出入りができる。
・開放感があり、部屋が広く見える。
・採光性、通気性が高い。
【デメリット】
・道路面に設置した場合、外からのプライバシー対策が必要。
・カーテンやブラインドなどが必要になる為、その分、他の窓よりコストがかかる。
・気密性が低い。
◆窓のご提案をする際に心がけている事
・意匠面(道路面、外部から見える面)の窓の位置を可能な限り揃える。
縦のライン、横のラインを合わせる事で外から見た時の違和感が減ります。
・意匠面には、デザイン性の高い窓を提案するよう心がけています。
・パッシブデザインによる外観をご提案する場合、風の流れを読み、風通しのよい住まいを提案するよう心がけています。
・建設地周辺に借景がある場合、それを活かした提案を心がけています。
・建設地に高低差がある場合、それを活かした、窓配置で提案するよう心がけています。
・現地調査により隣家の窓の位置を確認させて頂き、プライバシー性に配慮した提案を心がけています。
無垢スタイル建築設計では、お客様のイメージ゙を一つ一つお聞きし、それに合ったご提案をさせて頂きます。
イメージを膨らます為に、一度無垢スタイルにいらしてください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。

無垢スタイルの体感型ショールーム
『住まいの体感モール』は、理想の暮らしを体感して学べるショールームです。
「耐震」「温熱環境」「住宅設備機器」「間取り・生活導線」「バリアフリー」など住宅における重要素を体感してみませんか?
無垢スタイルの『住まいの体感モール』はこちら