人の長寿化に求められる『家の寿命』
2018.06.02 Sat
こんにちは!
無垢スタイル建築設計 コンサルティング部新築部門の山本です。
今回のブログでは日本の住宅の平均寿命の事を書いてみます。
2000年に施行された品確法の流れで、
2009年に長期優良住宅という制度が国交省から発表されました。
9年前の制度ですが、今でも長期優良住宅の補助金が発行されるなど、
長期優良住宅の考えを広めるために、様々な施策があります。
長期優良住宅とはなにかということを改めて調べてみると、
従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅(=長期優良住宅)を普及させるため、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月5日に成立し、平成21年6月4日に施行されました。
国土交通省HPより
となっています。
上記の「つくっては壊す。」スクラップ&ビルド型の社会…ですが、
日本の住宅の平均寿命はアメリカ44年、イギリス75年、に比べて圧倒的に短く、
日本の住宅はなんと26年(国交省のデータより)です。
今後医療が発展して、100歳まで寿命が延びると考えれば、
単純計算で一生のうちに4軒の家を建てなければならないことになってしまいます。
良い家は一生のものだから、という言葉はどこかで聞いたことがありますが、
「一生、住み続けれられる家」という観点は今後の住宅では特に大切になってきますね。
https://ssl.muku.co.jp/concept/structure.php