冬に乗るスリル満点のジェットコースター

2023.11.28 Tue

こんにちは。無垢スタイル建築設計の岡部智之です。
寒い季節がやってきました。
私の妻は結婚当時、かなりの冷え性で、冬場は指先や足先がいつも冷たかったです。
その後、食品添加物など食生活を改善するなど、徐々に冷え性も収まりましたが、決定的な出来事で大きな改善がありました。
それは、アパート暮らしから、家を新築して引越したことです。
我が家は築19年になりますが、厚さ3センチの無垢床材と、高断熱高気密の当時としては先進的な住宅を建てましたので、真冬でも床が冷えずに、どの部屋もほぼ均一の温度に保たれて快適な暮らしをしています。(今、無垢スタイルでご提案している家は、さらに断熱性能が良いので、うらやましいですが・・・)
そして、新築を機に、妻の冷え性が完全に無くなりました。
家の性能により、人の体質が変化していくことを実感しております。
 
ちなみに、私はどちらかというと、夏よりも冬の方が好きなのですが、皆さんはいかがでしょうか?
冬の楽しみは、何と言ってもお風呂ですよね。
冷えた体を芯まで温めてくれるお風呂に入ると、『日本に生まれてよかった~』と、しみじみ感じてしまいます。
 

さて、皆さんジェットコースターに乗ったことはありますか?


最初にカタカタと頂上目指して上っていきます。
そして、そこから一気に急降下!
スリル満点ですよね。
そして、もう一度高く昇って、再びスピンを利かせながら急降下!
 
実は、このジェットコースターのスリルを冬場の日本の古い家の中で、毎日体感しているのです。
 
 

Kanda K, et al. Effects of the Thermal Conditions of the Dressing Room and Bathroom on Physiological Responses during Bathing. Appl Human Sci. 1996 Jan;15(1):19-24.より改変
 
 
上の図は、浴室の温度の違い別に、入浴時の血圧の変化を表したグラフです。
特に寒い浴室の場合は、ジェットコースターみたいです。
命がけのジェットコースターに毎日乗りたくないですよね。
 

 
厚生労働省人口動態統計(令和3年)によると、高齢者の浴槽内での不慮の溺死及び溺水の死亡者数は4,750人で、交通事故死亡者数2,150人のおよそ2倍です。
 

居間や居室の温度 → 廊下の温度 → 脱衣室・浴室の温度

 
上記の各温度差が少ないほど快適で、健康に良い家になります。
例えばリビングの温度が24度であれば、廊下や脱衣室が室温マイナス2度以内の22度位あるのが理想的です。
これを、温度バリアフリーと呼んでいます。
 
そのためには、家自体の断熱・気密性能が高くないといけません。
断熱・気密性能の低い家では、光熱費がかかるだけでなく、暖房をしても、部屋間の温度差が埋まらず、床と天井の上下の温度差も大きくなります。
 
冬場の毎日、命がけのジェットコースターに乗らないために、しっかりとした断熱・気密性能のある家にすることが大切です。
 
 

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