材料によってメンテナンスサイクル・コストは異なります
2022.02.28 Mon
皆さんこんにちは!
建築コンサルティング部の河原崎和智です。
北京オリンピックはご覧になりましたでしょうか。
史上最多のメダルを獲得し幕を閉じた北京大会ですが、常に自分と向き合い、高みを目指す選手達の姿勢に胸を打たれたのは私だけではないはず。
日本選手の頑張りが日本中に夢と希望を与えたと思います。
コロナウイルスについては依然として厳しい状況が続いております。
日常が戻ったと感じたのも束の間、デルタ株やオミクロン株の流行により再びまん延防止等重点措置が発令され生活に大きな影響を与えております。
息苦しい日々が続きますがマスクを外して普通に生活できる日々が早く戻ることを願って、今は協力し合いながら耐え忍びましょう。
さて、前置きが長くなりましたが今回のテーマはメンテナンスについてです。
いきなりですが皆さんは住まいづくりを進めていく上で重要と感じる項目は何がありますか?
デザイン、価格、性能、保証など様々な検討項目がある住まいづくりですが、その中でもメンテナンスは最重要項目の一つと言えます。
家を建築する際、数百種類にも及ぶ材料を使用致します。
その材料はものによって経年劣化するするスピードが違うため、日光や雨、風が当たる外壁やバルコニーと内壁や床などでは、それぞれメンテナンスを実施する周期が変わってきます。
下の図は、住宅産業評議会という団体が提唱している住宅のメンテナンススケジュールになります。
参照:http://www.hia-net.gr.jp/60_mente/60_sumai.html
図を見ると、10~15年のタイミングで構造の防蟻処理(シロアリ対策)、外壁の表面の塗装とシーリングの打ち替え、屋根の表面塗装など、様々なメンテナンスが必要になることがわかります。
これらを施工すると、約100~300万円程度のお金が発生しますが、建ててから10~15年でこの金額を支払うイメージはありますでしょうか。
想像以上にコストがかかるな、、、こう感じた方のほうが圧倒的に多いはずです。
しかし先述したように、使用する材料によって劣化する速さが違うため、しっかりとした物を適材適所で選択し施工をすればメンテナンスコストは格段に変わってきます。
例えば外壁はガルバリウムという金属製の外壁であれば20年は何もしなくて大丈夫ですし、ユニプラルというガラス質の骨材で精製される塗り壁材も20年メンテナンス不要です。
屋根についてもガルバリウム等の屋根を使用すると20年程度はメンテナンスが発生致しません。これらの材料は、10年程度でメンテナンスが必須となる一般的なものと比べると導入コストが高いですが、住宅は何十年も住み続けるため、長期的なスパンで考えるとコストパフォーマンスも悪くないと思います。
「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、建築資材に関しては当てはまるケースが多いと感じます。
初期コストを抑えすぎて建築した結果、メンテナンス費用に翻弄されてしまう場合がありますので注意が必要です。
初期コストを抑えることは、住まいづくりを進めていく上で大切なことですが、そこに考えが傾きすぎるのも良くないと思います。
何年住むのか、どのような家でどのような生活をしたいのか、家を建てる目的は何かなどを考えはっきりさせながら、家に求める要素を総合的に検討しバランスを整えながら進めていくことが大切です。
住まいづくりは一生に何回もない一大イベントです。
絶対失敗したくない、こう思うのは当然のことです。
無垢スタイル建築設計は、お客様の状況を的確に把握し最高の住まいづくりをご提案するプロフェッショナル集団です。
ぜひ一度ご相談ください。
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