無垢材にとって大事な “4つのコト” とは?

2020.12.22 Tue


こんにちは!
新築コンサルティング部の沼尾です!!
 
前回ブログにて、無垢材フローリングと合板フローリングの違いについてお話しましたが、今回は無垢材についてさらに詳しいお話をさせていただきます。
(前回のブログはこちら
 
ただ単に無垢材が良いとは言っても、木の種類、樹齢、産地、含水率この4つが大事になってきます。
 
まずは、木の種類です。
大きく分けると、広葉樹と針葉樹があります。
床材に無垢材を使う際に気にして頂くといいのですが、それぞれ大きな特徴があります。
広葉樹は、「固くて冷たい」性質を持っていて、針葉樹は、「柔らかくて暖かい」性質を持っています。
 
広葉樹を床材にすると少し足が冷たく感じます。しかし、固いので傷が付きにくく、節目も少ないです。
針葉樹は足が温かく感じます。しかし柔らかいので傷がつきやすく、節目が多いのが特徴です。
 
次に、樹齢です。
樹齢が高ければ高い程、木自体も固く丈夫になってきます。
 
なので、同じ種類の木でも固さが違ってきます。
年輪と言われているところを見て頂くと大体樹齢がどの程度なのか分かります。
 
次は、産地です。
どこで育った木なのかによって、固さなどが変わってきます。
 
暖かい地域で育った木だと成長が早く年輪のつまりが少ないです。
そして寒い地域で育った木だと成長が遅くゆっくり育っていくので、年輪の詰まりが多くなります。
年輪の詰まり方が違うだけでも、無垢材の特徴である狂いやそりが少なくなります。
 
次に、含水率です。
『含水率』とは木材に対して何パーセント水分が含まれているかの割合です。
構造材(柱や梁)に使う木材は、建築基準法上で含水率20%以下にしなくてはならないと定められています。
 
しかし床材は内装材になりますので、含水率の基準はございません。
つまり、扱う会社さんによっては含水率を気にせず使っているなんてこともあります。
 
含水率を気にせず使ってしまうと、新築をしてからだんだん乾燥が進み木材が縮んでしまうということがあります。
木材が縮むことによって反りが生じ隙間が空いてしまう、なんてことも起こってしまいます。
 
このように無垢材には様々な特徴があるため、施工する際には「特徴を理解している大工さん」でなければ扱うことも難しくなってきます。
 
よく神社やお寺を修復するのにも、一般の大工さんではなく「宮大工」の人が必要になってきますよね。
それと同じように、住宅で無垢材を使用する際はレベルの高い大工さんが必要になってきます。
 
無垢材についてもっと詳しく知りたい方は、さいたま市岩槻区にある住まいの体感モールをオススメ致します。
そこでは、色んな種類の木の床材があったり、木の匂いを体感出来たりと、木材について深く知ることが出来る施設になっています。
他にもいろんなことを体感できる施設なので、興味がある方はぜひ一度いらしてみて下さい!
 

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