おさむっくのつぶやき~悪質リフォームが及ぼす影響~

2007.06.22 Fri

おさむっくです。
たまには硬いお話しをしたいと思います。
昨年末になりますが、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター「相談統計年報・2006」が発表されました。
その内容で目立ったのが、相談総数が前年度比5.2%増え、11,223件だったとのこと。
相談内容としては、数年前まで圧倒的な相談件数があったシックハウス関係の相談が大幅減となり、入れ替わって悪質リフォーム問題等の影響でリフォーム関係が前年度比23%増になったそうです。
≪影響した事柄と相談内容≫
●2004/10/23 新潟中越地震
2004/12/26 インドネシア・スマトラ島沖地震
2005/3/20福岡県西方沖地震
上記の地震災害の影響で地震や耐震に関する相談が増加したとのこと。
●2005/2 耐力壁に関する大臣認定書偽造事件の発生により、関連する問題の相談が多く寄せられた。
●2005/5 埼玉県富士見市にて悪質リフォーム問題が発覚し、訪問販売に関しての相談が増加した。
●アスベスト問題が社会問題になったことで、これに関連する相談が増加した。
●2005/11/17 国土交通省が構造計算書に耐震強度の偽装があり、その中に竣工済みのホテル、マンション が含まれると発表したことで、居住者や管理組合からの相談が多く寄せられた。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターの相談内容をみると、その年の、世間一般の、住宅に対しての意識の高さの分野がよくわかります。
また、年度を超えて見比べてみると住宅に関しての諸問題の移り変わりがよくみえますね。
これは建築基準法の改定などとも深く関係していると思いますが、何よりも、悪質な業者がクローズアップされてきますね。
なぜ、人の拠り所となる住宅で悪質なことをするのでしょうか。。。
本当に困ります。やめて頂きたいですね。

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