温故知新から学ぶ ~第8章 6千年の時を超えて~
2006.09.29 Fri
こんにちわっ おさむっくです。
今回は珍しく、建築に関するお話しをしたいと思いまっす♪・・・無垢スタイルの社員ですよね?
新築工事をする際に、地域によっては埋蔵文化財の試掘調査をしなければいけない所があります。埼玉県では大概、調査はしたけど何もでなかった・・・というのが多いのですが、先日着工しました「蓮田市 N様邸」ではヒットしました!大判小判かっっ!!
※蓮田市では結構でるらしいです。蓮田市役所職員の方 談(大判小判は出ません)
まず発見されたのが、住居跡。
今回建築計画をしているほぼ同位置に居住跡がみつかりました。しかも2軒の住居跡が重複していることが判明いたしました。・・・ってことは、家の上にまた家・・・2回建て(汗!?)
上の写真は、2軒の住居跡のうち、新しい住居跡(縄文時代中期約4,000年前)の炉跡の確認状況です。
2~3個体の土器破片を利用して、楕円形に囲みこの中で火を焚いており、中央に焼土交じりの土が入っています。
奥左は黄色い土が出ているのに対して、手前側はまだ黒い土であることが分かると思いますが、こちら側がより古い縄文時代前期関山式(6,000年前)の住居跡部分であり、古い住居のほうが深く、これが埋まった後に新しい住居が作られており、単に住居を作っただけでなく、床も意識して作成している。と職員の方の受け売りです。。。
なるほど、家が重複しているってそーゆーことだったんですね。
柱の跡がくっきりですね。この柱の跡が4本立ち、そこに家屋を設けて暮らしていた訳です。4000年前、そして6000年前、ここにはどんな人達がどんな想いでここで生活していたのか。。。
長い長い時を経て建築が残すもの伝えるもの、残されるもの伝えられるもの・・・実に感慨深いですね。
最後になりましたが、N様、N様のご両親様、蓮田市教育委員会の田中さん、ご協力有り難うございました!
次は大判小判を狙いますっ だから出ないっての! じゃぁツチノコを・・・ いません。。。 じゃあタイムカプセル・・・ 一緒に埋められてしまえ(怒)