百聞は一見にしかず
2006.06.03 Sat
先日、着工前の現場の敷地を確認していたところ、そのお隣の方と話をすることができました。
その方は一流ハウスメーカーで家を建築されたばかりで新築でしたが、私たちが、今回ここで建築する家の概要を簡単に説明したところ、そのお隣の方と「えーっ」の連発でした。
ヨシー「外壁はガルバリウムで・・・」→お隣の方「えーっ」、ヨシー「内装は珪藻土で・・・」→お隣の方「えーっ」、ヨシー「リビングは壁を無垢の板張りで・・・」→お隣の方「えーっ」っていう感じの会話のやり取りで。オマケにここの建築地を管轄する自治会は外構計画に欧米のような統一感を持たせるよう推奨しており、私達は事前協議を繰り返し自治会の許可を難なく取得しましたが、そのハウスメーカーの外構担当は対応しきれずに工事を辞退したとかで今度はヨシー「えーっ、ありえなーい・・・」
細かく話を聞くとそのハウスメーカーの方は、ガルバリウムは標準外、珪藻土はヒビが入るので止めたほうがいい、板張りも汚れや傷が目立つので止めたほうがいい、外構工事は複雑すぎて対応できない・・・のような説明をしていた模様。
確かに珪藻土はヒビは入る可能性はあるし、無垢板は傷がつきますが、傷もつきにくい・汚れもつきにくい、家が完成した時の見た目の良さを追求して現れたのが、ビニールクロスに合板フローリングなどの化学合成品のたぐいとは思いますが、安易にそれを利用し、面倒くさい仕事は受け付けない。そのお隣の方は売り手側が主導の家造りに違和感を感じつつもそれに従い建築を進めていく。
そんな現状を知った時はヨシーは少しショックでした。
一体誰のために何のために家を建てていくのか?多額の資金を投入し、一生の中での最もビッグなイベントである家造りですから、もう少し真剣に考えないといけないのではないか。
私が名刺を差し出したとき、そのお隣の方は私たち無垢スタイル建築設計をご存知でした。「見学会とかよくやってますよねー」って言ってくれました。
でも見学会には行きづらそうな会社・・・との様相に私には見えました。まだまだ私たちの会社は「ハウスメーカーより無垢の家は高い」「デザイン重視の会社は敷居が高い」「見学会に行くと営業がしつこい」などと思われているのでしょうか?
決してそんなことはありません。私たちの現場見学会は隣近所の方、既に建築済みでただ見に来た方、真剣に家造りを考えている方など様々です。
「百聞は一見にしかず」です。一世一代の記念にぜひ見学会へ足を運んでみてください。