超高層ビル最上階で食事

2006.05.25 Thu

こんにちわ。設計のヨシーです。
先日、都心の超高層ビル最上階で食事を楽しむ機会がありました。
東京タワーから浜離宮、レインボーブリッジ、晴海ふ頭、お台場、東京湾まで見渡せる広大でエレガントな景色が楽しめるそのお店は、エリートサラリーマン風の人たち、OLたちで賑わっていました。
ん~ん、都会の人たちはこういうところで食事をして、気分転換をするのかな~って思いつつ、私たちが案内された席は、今どきのシャレたダイニングバーのお店だったにもかかわらず、なんとタタミ敷きでシンプルなデザインの木製掘り座卓に天然無垢板貼りの壁仕上げの空間。
最近、店舗でも自然素材を利用した造りが多いのは気が付いていましたが、こんなお店にまで浸透しているのかと少し驚きました。
でも確かに良く考えると毎日アスファルトの上を歩き、そして満員電車に乗って出社し、無機質な素材に囲まれた空間で仕事をし、ストレスを溜めて、また満員電車に乗って、アスファルトの上をトコトコ歩きながら帰ってくる、といった日々の生活の繰り返しでは息を抜くところも外食をする場所と自分の家ぐらいしかないなのかなと思えてきました。
テレビドラマに出てくるような、おしゃれな場所で仕事ができたらかっこいいなあと若い頃は私も思っていましたが、あらためて今、自分の取組んでいる仕事って本当にいい仕事だなと気が付いたのです。
人間は本能的に安らぎを求める動物であり、安らぎが減ってくるとストレスの溜まる生き物であると考えている自分が、安らぎを提供できる無垢材、自然素材を用い、ストレスから開放させられる空間造りを提案でき、それが活用される。人間が人間として動物として快適に過ごせる無垢な素材で建てる家に間違いはなかったと改めて感じる事が出来ました。
そういえば最近、上場企業のお客様が増えてきたのもそのような理由もあるのかなと思いつつ、自分でも楽しみながらお客様にいい家を提案し続けていこうと気合を入れなおした今日一日でした。
それにしても、すりたてのとろろと麦ご飯は絶品だったなあ~

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