木の世界一
2006.05.19 Fri
たまに登場、おかまっぷです。
今回はちょっと「木の世界一」についてです。
現存している木の高さ世界一はアメリカにある、「コースト・レッドウッド」です。
樹齢 2000年(推定)
高さ 111.4メートル
重さ 730トン(推定)
根元の直径 6.7メートル
この木一本が一日に蒸散する水の量は1900リットル(牛乳びん1万本分)にもなります。
また、この木のあるアメリカ西海岸の森は毎朝のように海からの霧に覆われて、
これらの条件が一緒になり、森の周りには大量の雨が降らせます。
つまり、コーストレッドウッドは自らの力で雨をも降らせてしまうともいえます。
高さ111.4mというと30階建てのビルの高さ以上です。
過去に測定されたもので、最も高い木はギネスブックの記録によるとオーストラリア、
ビクトリア州ワッツリバーにあつたマウンテンアッシュで1872年の測定では132.58メートルだった。
もとは152.4メートルあつたというが確認できていません。(もしまだあったら霞ヶ関ビル並の高さ!)
いまのはヒョロヒョロッとした木の話でしたが、世界一の太っちょの木は
太さ世界一はメキシコにある、「トゥーレ・サイプレス」です。
樹齢 2000年(推定)
高さ 42メートル
重さ 636.1トン(推定)
根元の直径 14.9メートル
根元の周囲 57.9メートル
この木はメキシコだけにある木で、面積でいうと約174㎡(52坪)にもなります。
平均的な乗用車20台分並べた以上に面積があります。
高さと太さを兼ね備えた木はというと巨木世界一はアメリカにある、
「ジャイアント・セコイア」です。
樹齢 2300~2700年
高さ 83.8メートル
重さ 1385トン(推定)
根元の直径 11.1メートル
根元の周囲 31.3メートル
この木には別名がついていて、“ジェネラル・シャーマン・トゥリー”と呼ばれています。
日本の平均的な30坪前後の木材に換算するとこの木、1本で50棟分以上の家が建ってしまいます。
気の遠くなるような年月を得て尚、生き続けている木です。
これからもいき続けてどんどん記録を延ばしてほしいものです。