人を招く家とは 〜無垢の家 デザイン住宅
2012.07.01 Sun
こんにちは、
設計のイシイです。
最近、三谷幸喜監督の最新映画公開のニュースを見て
2001年公開の「みんなのいえ」という作品を思い出しました。
建築家と施主の奮闘を描いた作品なのですが、
その中に「欧米のように内側に開く玄関をどうするか?」
と対立する場面があります。
そもそも日本は欧米と違い、玄関で靴を脱ぎます。
欧米のように下足であれば、
わが家にお客様を招き入れ易い内開きの玄関の発想はわかるのですが、
日本ではなかなか難しいですね。
ただ、一昔前の日本の家には「応接間」という空間がありました。
人を招く、迎え入れるという機能の空間があったように思います。
「前室」なんていう考え方もありましたね。
来客の為のみでめったに使わない部屋を計画することは難しいでしょうが、
他人を招き入れるという気持ち、心構えから、
可変性を持ったつくりにしていくことは、
生活に変化を与えるのではないでしょうか?
CATEGORY:ムクスタッフのお話
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