その地域に合った家づくり〜地域密着で住まいづくりをお手伝い
2010.10.08 Fri
こんにちは、
ムクスタの大林です!
私は過去に、長野県の諏訪市というところに
3年ほど住んでいたことがあります。
今と同じく住宅建築の仕事をしていたのですが、
諏訪市というのは、冬の気温が-10℃以下にもなるほどの
寒冷地です。
皆さんは、寒さで目の玉がかじかんで目が動きにくくなる
という経験をしたことがありますか?(笑)
住宅で言うと、寒冷地ではスレート瓦を絶対に使用しません。
冬場に水を含んで凍結すると、屋根材が割れてしまうのと、
寒さの為すぐに劣化してしまうからです。
ちなみに長野県の屋根材の主流はガルバリウム鋼板か瓦です。
また、関東では1階の窓にはシャッター雨戸をつけることが
多いですが、寒冷地ではどこの家も雨戸やシャッターはつけません。
雨戸をつけると冬場は凍結してしまい、
閉めた雨戸が開かなくなってしまうからです。
というわけで寒冷地の新築住宅には、気密性能と断熱性能が高い、
温かい家が求められます。
反対に、静岡県などでは気候が暖かく、地震に対しての
危機意識が高いので、断熱材は薄くてもいいから、
免震工法(地震の時、揺れに耐えるのではなく、揺れを逃がす
という考え方の工法で、1軒の家で200~300万円のコストがかかります)
を優先したいなどというお客様が多いようです。
このように、良い家づくりとはその地域の
気候や風土などによっても変わってくるようです。
少し話は違いますが、弊社では建物の構造材に
埼玉県の県産材を使用しています。
というのも、なるべくその地域で育った木を使った方が、
育った時と建てた後の気候風土が同じなので、木材がより長持ちするのです。
こういったことも地域密着の会社ならではの取り組みの一つです!
ご興味のある方は是非一度、飯能の山と製材工場、
プレカット工場をめぐるバスツアーに参加してみてくださいね!
(10月のバスツアー→ コチラをご覧下さい。)