これからの住宅価格の推移について
2023.08.26 Sat
皆さんこんにちは。無垢スタイル建築設計建築コンサルティング部の河原崎です。
灼熱の残暑が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私はこの夏を利用し少し体重を絞ろうとランニングや筋トレ等を行う予定でしたが、あまりの暑さに家を出ることを躊躇してしまい全然捗っておりません!
暑さが少し落ち着いたら、今度こそランニングを定着化できるよう頑張ります。
(目標は来年の夏までにトム・クルーズのような体になることです!)
今後の住宅価格の動向について
ダイエットの話をさておき、今回のブログテーマは「今後の住宅価格の動向について」です。コロナ渦になり何もかもが値上げをしてしまった住宅業界。ウッドショックという言葉も最早馴染み深くなってしまいました。
出典:不動産価格指数を公表|国土交通省
そのコロナがある程度落ち着いてきた現在、家の価格はどうなっていくのでしょうか。結論から申し上げると「今後も住宅価格の上昇は続いていく見込み」です。
先に述べたウッドショックについては、ようやく落ち着きが戻ってきており、異常なまでに上昇した木材価格は高止まりを迎え、少しずつですが価格が下がってきている印象があります。
ロシアへの経済制裁やコンテナ不足の影響
しかし、ロシア・ウクライナ間での戦争が要因となり発動された、ロシアへの経済制裁も建築資材高騰の要因の一つになっています。
日本を含め多くの国が経済制裁のために、資源大国であるロシアから建築資材に関連する多くのものを、輸入できない状態になりました。
世界中の国がロシア以外の国から資源を輸入すると、世界中の資源価格は高騰していきます。日本は高騰した価格で資源を買わなければいけないので、輸入価格が高い状態で購入しているのが現状です。
政府が決定したロシアからの輸入禁止項目に、木材チップ・丸太・単板など住宅資材が含まれています。特に影響があるのが単板です。日本がロシアから輸入する単板の量は、単板全体の80%を超えていました。単板においてはロシア1ヵ国からの輸入にほとんど頼っていたのです。こうして木材の需要と供給のバランスが崩れ、価格への影響が出てしまっています。
また、意外と思う方も多いかと思いますが、コンテナ不足も住宅価格を押し上げる一つの要因になっております。
コロナウイルスの蔓延が原因となり、コンテナ不足になったことによりコンテナ料金が上がっています。
原因は、ステイホームやリモートワークが広がったことにより、物流の動きが活性化し過ぎたことです。人が動かず、物のみが大量に動くことになり、コンテナ不足に陥ったのです。住宅需要が高まり、関連する資材・設備などを運ぶコンテナ不足となると、運送などの物流価格が上がります。その上がった分の金額は資材価格の値上げに影響を与え、最終的には住宅価格の値上げにつながっていきます。
住宅購入のタイミング
世界中にまたがる複数の要因が建築資材価格の高騰を引き起こしているため、いつまでこの状況が続くかわからない状況です。そのため、少し購入時期をずらし、待っていたとしても価格が下がる可能性は低いです。反対に、世界的なインフレにより価格が上がっていく可能性の方が高いです。
数年以内の住宅購入を検討しているのであれば、これ以上価格が上がる前に早めに決断し購入に踏み切る方が、数年後の金額と比べて相対的に安く済むものと考えられます。
住まいづくりに関していつ動こうか悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度無垢スタイルにお問い合わせくださいませ。
宜しくお願いいたします。

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