「影があるからこそ際立つ光がある」

2021.03.29 Mon


こんにちは。インテリアデザイナーの石川です。
 
先日、『陰翳礼讃』を読みました。
小説家谷崎潤一郎の随筆で、影や暗闇の中でこそ映える美についての内容が有名です。
建築、照明、食器…多数の物事が考察されています。
 
もう90年前の物なので当時と生活様式もだいぶ変わっていますが、それでも私達日本人であれば、文章からその様子、美しさが容易に想像できるほどです。
そして想像するイメージの中で流れる時間は、とても心の落ち着く、凛とした贅沢な時間。
 
日中はもちろん、夜も部屋に極力影が出来ないような明るい部屋が個人的には好きなのですが、昨年購入したバルミューダのスピーカーがきっかけで夜照明を落とす時間ができ、今回の陰翳礼讃へ繋がりました。
(バルミューダのスピーカーを購入した時のブログはこちら
 
建築の仕事をしている身としては読むのが遅いのですが、興味を持った時に読んだからこそ感じ取れる部分も大きかったと思います。
明るいばかりでは逆に光を意識する事が少なかったような…
「影があるからこそ際立つ光がある」という風に少し意識を変えるだけで見方がガラッと変わるのが面白いです。
 
よりイメージがしやすくなるビジュアルブックも今は出ているようなので、ご興味のある方はお手に取ってみて下さい。
 

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