土地探しで想定しなくてはならない3つポイント

2019.06.21 Fri

こんにちは、

無垢スタイル建築設計 新築コンサルティング部の大林です。

無垢スタイルにお問合せをいただくお客様の約7割は、土地を所有していない、土地探しから始められる方です。

初めてご相談にお越しいただいた時に必ずお話させていただくお話があります。

家づくりというのはほとんどの方にとって生まれて初めての経験で、しかもやり直しがきかない、大きなお金がかかる大事業です。

ましてや、土地がない方は、土地探し、土地選びから始めなければいけないので、より大変かと思います。

ほとんどの方が、まず初めにどのように動いたら良いか分からず、とにかくまず建てる土地を決めないといけないのではないか、と考えてしまうかと思います。

実は、土地を決める前にまず建物のことをある程度想定しておくと全てが上手くまとまります。

具体的に何を想定すれば良いかというとイメージ・価格・スケジュールの3つが挙げられます。

イメージ

注文住宅を建てる場合、土地を購入するのが最終目的ではなく、土地を購入して、そこに家を建て、自分に合った快適な生活が送れるかどうか、が最終目的ですよね。

どんな家でどんな暮らし方をしたいか、というイメージを明確にせず、ただ土地だけ見て決めてしまうと失敗してしまいます。

分かりやすい事例でお話すると、絶対に1階リビングがいいという人と、2階リビングもいい、または、2階リビングがいい人とでは、土地の探し方、選び方が全く違ってきます。

まずはどんな家に住みたいかのイメージをある程度明確にすると、自分に合った土地を適切に選ぶことができ、無駄に高い土地を買わなくて済むことになります。

価格

土地を購入して注文住宅を建てるには、土地と建物の価格のバランスが大事になります。
不動産業者さんに土地探しの相談をし、土地を先に決めようとすると、不動産業者さんが資金計画をしてくれますが、自分が建てたい建物の価格、家づくりにかかるすべての諸費用など、正確に掴むには、自分が建てたい建築会社に資金計画を出してもらう必要があります。
建物の検討を進める前に土地だけ見て購入してしまうと、いざ建物を建てようとしたときに、自分の思い描く家にならないことになってしまいます。

スケジュール

ほとんどの方が住宅ローンを組まれますが、土地を購入する前にローンの事前審査を通しておくことができます。
そして土地購入の契約をしたあと、初めてローンの本申込みができるのですが、もしこの本申込みでローンの審査に通らなかった場合、土地の契約は白紙解約にできるという特約を付けた形での契約となります。
売主としては、解約になるかもしれない状況でいつまでも待っているわけにはいきませんので、買主がローンの本承認を取るまでの期日を切ります。
結果、買主は土地契約をしてから約1か月の間で住宅ローンの本申込みを済ませ、承認を取る必要があるわけです。
もしこの土地契約をする前に、建築会社をまだ決めていなかったり、要望する間取りや面積などが決まっていない場合、不動産会社が出してくれる仮の間取りや見積書で審査をしてしまうか、急いで建築会社を回って気に入った会社を選定し、間取りと見積りをもらうという状況に陥ってしまいます。
こういう状況になると、あとで予算が足りなくて実際に建てたい家を建てられなくなったり、焦って建築会社を選ぶことになってしまったりします。

 
以上3つの理由により、建築会社を先に見て、建てる建築会社を決定してから、信頼できる建築の担当者と建てたい家のイメージを共有した中で、一緒に土地を見に行く、というのをお勧めしています。

土地探しからお考えの方はお気軽にご相談ください。

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