空間の調和を図るフォーカルポイント
2018.12.20 Thu
こんにちは、
無垢スタイル インテリアデザイナーの石川です。
12月の大掃除シーズンになりましたね!
スッキリした年末年始を過ごすべく、
12月に入ってからは帰宅後の断捨離を日課にしています。
この数年地道に断捨離していたので昔に比べるとかなりスッキリして生活しやすくなったのですが、再度棚を開けてみるとまだまだなんですよね…不思議です…
この季節は本腰を入れておうちのお掃除をする方も多いと思います。
でも掃除をしたはずなのに、
整理整頓したはずなのに何故か散らかって見える…
そんな経験ありませんか?
そう見えてしまう原因はいろいろとありますが、
今回はフォーカルポイントのお話をしてみたいと思います。
フォーカルポイントは英訳すると焦点や中心という意味で、
建築では目を引く箇所というような意味合いで使われています。
空間に入った時、ふと視線がいくような場所です。
ここの棚にも、あそこの壁にもとお部屋を飾り立ててしまうと
目線があちこちにいってしまって煩雑な印象になってしまいますが、
フォーカルポイントを意識して設えをしてみるとぐっとまとまりのあるお部屋になります。
家族の物が雑多に集まってしまうリビングも
フォーカルポイントがあるだけで周りへの意識を抑える事ができたり、
逆にシンプルすぎるお部屋には良い引き締めの効果も。
和室の床の間にかけられた掛け軸なんかがそうですね。
ちなみに弊社の展示場も、
玄関へ入ると中庭の木が見える大きな開口部に棚が設置されていて、
ここがフォーカルポイントになっています。
空間に奥行感も出てますね。
リビングはテレビ面に間接照明兼棚を設けていて、
フォーカルポイントの役割を果たしてくれています。
テレビ面は一番見る事の多い壁面ですので、
フォーカルポイントとして設えしやすい場所です♪
今年は掃除だけでなくちょっとだけ設えにも手を伸ばし、
気持ち良いお部屋で新年を迎えられるよう一緒に頑張りましょう!