神棚の設置 〜無垢の家 無垢スタイル
2013.01.29 Tue
こんにちは
ICの小林です。
遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
2013年、皆様よいスタートを切れましたでしょうか。
私は何度目か?(笑)の厄年を迎え、新年早々神田明神に参詣してきました。
神田明神はビジネス街にあり、
一般客やビジネスマンたちでごったがえしていました。
さて、数百メートルの大行列を経て厄払いの祈祷をすませ、
頂いて来たお札。
自宅に持ち帰りましたが飾るところもなく、
思いきって神棚をしつらえる事にしました。
神棚といっても、お札をおさめるだけの簡易的なミニ神棚です。
インターネットで、壁掛けができお札前に
お供えができるシンプルな神棚を見つけました。
次は設置場所。
仏壇ですと基本的にどの方角でも良いらしいのですが、
神棚は設置の方角が重要と言われています。
神道では北の北極星に向かって拝むという信仰があり、
お札の向きが南向きになるように部屋の北面に神棚をしつらえます。
風水学的には、正面を南向き、風の通り抜けがよく、明るい場所が良いそうです。
ちょうど玄関の靴箱の位置が方角的に良さそうでしたので、
靴箱の上をきれいにして、設置。時機を見て、壁掛けにする予定です。
心なしかぴしっと玄関が整った感じになりました。
一年間、玄関を奇麗に整え厄を祓っていこうと思います。
ちなみに、仏壇の設置位置は、基本的には方角にはこだわらないとの事ですが、
一説によると仏壇の正面が西向きか南向きになるように
東面・北面に設置するのだそうです。
南向きにするのは、北面に設置することによって
直射日光を避け風通しをよくしたいということですが、
仏教でいう「西」とは厳密に方角を指すのではなく、
太陽が沈む方向=死後の世界、つまり極楽浄土を指す言葉だそうです。
そして日本からみた場合、
「西」とはお釈迦様の生まれたインド(天竺)の方角を指しています。
つまり、日本では、お釈迦様や極楽浄土の天竺に向かって拝むのが西、
という感覚でしょうか。
補足ですが、太陽があがってくる方角を「生」、
沈んでいく方角を「死」とする風習は古代エジプト文明でも同じで、
神官が生きている人間の為の政治や祭事を司るルクソール神殿はナイル川の東に、
王家の谷(王族の墓)はナイル川をはさんで西にあります。
ナイル川は日本風にいうと「三途の川」にあたるわけですね。
ちょっと話が脱線しましたが、古代から続く風習の意味や意義を知り、
現代に生きる私たちにも生かしていけたらいいなあと実感したお正月でした。