趣や安らぎを感じる「本物の和」を知り、デザインをする古民家の魅力
2022.02.11 Fri
こんにちは、設計の佐藤です。
ここ一年は健康に配慮し、日本蕎麦を毎日食す「蕎麦ライフ」を満喫しています!
先日も、休日を利用して弊社で店舗併用住宅を建てさせて頂いた、さいたま市中央区にある「手打ち蕎麦 こだち」さんへ行きました!
一番人気の「えび天せいろ」を頂きました。
蕎麦、つゆ、天ぷら、すべて素材から調理までこだわっていて、とってもおいしかったです。
そば粉は、北海道産玄蕎麦キタワセ種、汁は二年物の最上級薩摩本枯本節削の他数種類の削りを配合・・・・
おっと、「蕎麦」のブログになるところでした・・・。
今回は、「こだち」さんへ行く前の午前中に見学した「古民家」のお話です。
私が自宅を建てた12年ぐらい前は、「和モダン」デザインが人気がありました。
また最近も、コロナ禍の中で「和」のくつろぎを求めてなのか、「和モダン」をご希望するお客様が増えてきた気がします。
「和モダン」デザインといっても、本当の「和」を知らなければ、薄っぺらなデザイン
となり、趣や安らぎを感じる事はできないものとなってしまいます。
そこで温故知新の精神で、日本の古き生活様式が残っている古民家を観る事にしました。
見学したのは、さいたま市見沼区にある「旧坂東家住宅見沼くらしっく館」です。
さいたま市指定有形文化財に指定さ江戸時代(1857年)に建築された、名主「坂東家」の旧宅です。(見学無料)
この外観を見ただけでワクワクしてきました。
茅葺の屋根、漆喰壁、板戸、格子が心和むデザインですね。
ここは土間スペースです。
台所(勝手)スペースで、囲炉裏もありました。
囲炉裏の煙で燻されて真っ黒になった丸太梁がダイナミックです。
(私は、自宅に囲炉裏を作るのが夢です。スルメ焼いて呑みたい。)
奥に進むと「おくでい」と呼ばれる客間があります。
床脇、床の間、付け書院が備えられています。
欄間の作りが精巧で見入ってしまいました。
鴨居(かもい)と呼ばれる扉の上の横部材に色々な形のかわいい飾りがあります。
これは、「釘隠し」と呼ばれるもので、大きな釘を隠すための金具だそうです。
建物の部材のひとつ一つに意味があり、それを知る事で昔の人の暮らし、
日本の伝統や美の感覚を知ることができました。
ご紹介した写真以外にもまだまだ見どころがたくさんありました。
これを参考に、「和モダン」デザインのご提案に繋げていきます。
無垢スタイルでは、「古民家」のリノベーションや、和風デザインの新築も行っています。
ご興味のある方は、無垢スタイル建築設計までお越しください。(相談無料)

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