さいたま市解体工事現場見学会・開催10/11・12③
2008.10.10 Fri
リフォーム営業部・ムクスタKONです
今回は「解体工事現場見学会」に関わる「温熱・温湿環境」
の内、「温熱」についてお話させていただきます。
「解体工事現場見学会」の情報はこちら
前回は「温湿」がともすると「生命」をも脅かすことをお話しま
したが、「温熱」つまり「家」に住む「家族の継続可能な健康」
を「ロハス」の考えと共にお話いたします。
「頑丈な家」に住み「地震」などにも耐えうる「家」に住んでい
る人でも、四季のある国・日本に住んでいる以上、「暑さ」「寒
さ」は現実的に避けられません。
特に「冬」は石炭化燃料を使用する環境化になるため、前回
でお話した「温湿」の問題があります。
<真冬>
昭和55年築の4LDKの木造2階建の家に住んでいる4人家
族がいるとしましょう。
午後 5時:奥様がパートから帰宅
→ キッチンだけを石油ファンヒーターで急激暖房
午後 6時:長男・長女が帰宅
→ 2階の子供部屋を急激暖房
午後 7時:ご主人様が帰宅
→ リビングを急激暖房
午後 9時:長男・長女は各部屋へ
→ キッチンの片付けが終わりキッチンの暖房オフ
午後10時:ご夫婦・入浴を終え1階主寝室へ
上記のようなご家族のタイム・スケジュールはどこにでもよく
ありますが、この家の大黒柱のご主人がお亡くなりになった
のです(たとえば・です)
原因は「ヒート・ショック」
就寝後、トイレに起きたご主人を襲ったのは布団の中でやや
温まった体で、とても寒いトイレに行き、急激に血管が収縮し
たことにより心不全をおこしてしまいました。
この場合トイレが暖かかったらと思われがちですが、実は「家」
全体が「寒い」のです。昭和55年新築の「家」ですから「断熱室
内保温効果」は期待できないでしょう。
「家」に帰ってきてすぐファンヒーターをフル回転させても「な
かなか暖かくならない」。人間の体には同じ空間に存在する
ものとの間で熱を常に交換するシステムが組みこまれていま
す。「家・全体が一定温度の寒くない空間」であれば、体から
熱が奪われることは無く、仮にファンヒーターをつけたとしても
割りに早く温まります。「家・全体が一定温度の寒くない空間」
の実現につきましては太陽光発電・太陽熱温水器等いろいろ
な取り組みがなされております。
このことはまた別の機会にお話させていただくとして、
「家・全体が一定温度の寒くない空間」の実現この思考こそが
「ロハス」そのものといっても過言ではありません。
※LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字
をとった略語で、健康と環境、持続可能な社会生活を心がける
生活スタイル「LOHAS」(ローハス/ロハス)のことです。
このような事から・・・・・「理想の家」「ロハスな家」の実現には
建築理学を良く理解し、正しい断熱材・より効果的な熱源装置
を進めてくれる建築会社を選んでください。
パート3に渡り「ムクスタKON」がお話させていただいた「総論」
として今回の解体工事現場見学会に起きましてはご自分の目
で確認していただき、沢山のご質問を遠慮されることなくスタッ
フにされることを期待いたします。
そうして、「理想の住まい」の実現と「本当にはやく帰りたくなる
家」に住んでください。
私ども、無垢スタイル建築設計㈱の社員一同は微力ではあり
ますが皆様のお力となれれば幸いです。
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