さいたま市 宮大工を抱えた建築会社として・・・
2008.03.14 Fri
こんにちは監督のジュンジです。
突然ですが問題です。「現存する最古の企業を解りますか?」
先日某テレビ番組で企業の特集があり見ていた人はお解かりと思います。
日本の宮大工の会社なのです。(自分も知りませんでした・・・)
578年創業という歴史で寺社建築1本で現在も100人以上の宮大工さんを抱
えているそうです。
仕事柄木造建築に興味があるので、テレビに釘付けでした・・・
しかし、宮大工の世界でも現代で生き抜くため会社化され、棟梁が現代の若
い衆の為に朝食を作って上げたり、慣れない手付きでパソコンで書類などを管
理していて大変みたいでした。
弊社の大工さんの中にも寺社建築に携わっていた大工さんも数名いますが、
現代の建築とまず工具が違うと言っていました。
鉋だけでも用途に分けいっぱい数があるそうです。
まず朝現場で刃物の研ぎから始めるそうです。最近は工具を研がなくても良
い替刃式のノミや鉋などがあるので、新築現場でも刃物の研いでいる大工さ
んは見られませんが、無垢スタイルの大工さん達の多くは現場に砥石があり、
やはり朝など研いでいる大工さんもいます。
時代は変って生活など豊かになるのは良いですが、昔ながらの伝統なども忘
れられるのは寂しいです。
無垢スタイルの建物は、そこを上手く伝統の良い部分と現代の良い部分を融合
してこれからも進化させたいと思います。