おさむっくのつぶやき 語源に迫る~一所懸命
2007.12.20 Thu
どーも、おさむっくです。
早速ですが、語源に迫ってみます。
一生懸命という言葉の語源が「一所懸命」にあるというのは
ご周知のとおりですが、では「一所懸命」の語源はというと…
昔の武士達は自分の領土を命を懸けて守りました。
1つの場所を命懸けで守るという意味。
そこから『一所懸命』という言葉が生まれたそうです。
さて、話しは一転、現在の日本の国内食料自給率(※1)は約40%です。
要は、現在の日本は輸入なくして家族団らんの食卓は囲めないということです・・・
※1 私たちが食べている食料のうち、何%が国内でつくられているかを示したもの
そんな綱渡り状態を、謳歌している日本ではありますが・・・唯一(ではないか)輸出している
ものがあります。
それは、ヨードです。
聞きなれないものですが、、、私もよく知りません・・・(汗)
少し調べた所、ヨードは、知能の発達を助けたり、甲状腺の働きを支えたりするそうです。
ヨード不足になると、首が腫れる甲状線腫になったり、ヨード不足のお母さんから生まれた
子供に知的障害が起きることもあるそうです。
日本でヨード不足になることはありませんが、発展途上国では不足している国も多くあるそう
です。また、発展途上の国々では、主にたんぱく質やビタミンAが不足しているそうです。
皆さんご存知のとおり、たんぱく質は、骨や筋肉、血液、心臓など身体をつくる基となる大切
な栄養です。不足すると身体の成長が遅れることはもちろん、脳の働きもにぶくなってしまう
ということです。
こと、ビタミンAに関しては、世界の1億人の乳幼児がビタミンA不足といわれているそうです。
不足すると、免疫が落ち、はしかなど感染症にかかりやすくなるだけでなく、失明の原因にも
なるとのこと。
世界には、年間970万人の幼い子供たちの命が失われているということです。
ヨード、たんぱく質、ビタミンA、などなど・・・これらが不足した状態をまとめて栄養不良といい
ますが、970万人のうち約53%がこの栄養不良により命を落としていることはあまり知られて
いないようです。
ビタミンAのカプセルなどは1錠あたり2円しかコストがかかりません。
650人の子供に1年分のビタミンAを届けるのに必要なコストは3千円くらいなものだそうです。
しかし、それすらも手に入らないことで命を落としてしまっているのが現状です。
そういった現状をみても、昔「一所懸命」と謳っていたものが「一生懸命」に変化していったのも
充分うなずけますね。
皆さん機会があれば、一生懸命生きようとしている人たちのために募金など協力してあげて下さ
いね。まぁ私も人に言えるほど何もしてませんが・・・
では、今回はこのへんで。