梅雨のカビ対策

2006.07.27 Thu

平年より梅雨明けが遅く現場監督としましては頭が痛い今日この頃です。
時期に梅雨が明けると思いますが、お客様からカビなどの質問が多かったので、ブログに書いてみます。
この時期もっとも気を付けなければならないのが、カビ対策です。
一般的に「気温が 20 ~ 30℃、湿度が 70%」 を超えると、繁殖しやすくなると言われております。
またこの条件に、垢などのカビの栄養源が加わると、より繁殖してしまいます。
カビ対策としては、カビの予防をするのが一番で、温度環境はしょうがないとしても、湿気を取ることと、垢などで汚さない事が基本となります。
湿気をとるというのは、湿度を下げるという事で、まず換気をする事が重要です。
空気が乾いているのであれば湿気ないですし、空気をどんどん入れ換える事が出来ない場合でも淀ませさえしなければ、まだ少しは違った環境となります。
押入れや収納、納戸の中は、こもった空間になりやすいので、カビが繁殖しやすいポイントです。
スノコなどを敷いて通気層を設けると空気が抜けて、湿気の対策になります。あまり物を詰込み過ぎないようにもした方が良いでしょう。
無垢スタイルでは収納内部には桐の無垢板を標準仕様としています。
調湿効果があり今の時期は湿気を吸って浮腫み冬の乾燥時期にはすきます。
浴室もまた、カビの繁殖しやすいポイントです。
対策としては、まず湯気対策です。
湯気は上昇して浴室天井部にたまりますので、壁の一番高い部位に窓を設けたり、天井に換気扇を取付けるなどして換気をして、湯気を抜けさせる事です。
日中に浴室の窓を開けて換気をする方も多いと思いますので、防犯上の問題も考えなくてはいけません。
住い造りをされる方は、窓の配置、大きさ、開き方の形状などをよく検討しなくてはなりません。
以上今回はカビについてお話でした。

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