宮大工の力
2006.07.23 Sun
皆さんは宮大工という職業をご存知ですか? 宮大工とはお寺や神社など、日本古来の木造建築を手がける大工です。
新築だけでなく解体修理も行います。材料は大きく高価なものが多く、貴重な文化財の解体修理も受け持つ為 責任の重い仕事です。
在来工法の技術に加え、柱や梁の複雑な造作や曲線の加工が多く、高度な技術が要求されます。全国を見ても一般の大工よりはるかに宮大工の数は少なく、その伝統的な仕事を受け継ぐ者もほとんどいないようです。それだけ大変な仕事なのです。
仕事の以来があれば全国各地へ赴き、作業開始から終了まで数年から数十年という歳月がかかるそうです。
日本古来の建築物を後世にのこすということは簡単な事ではありません。
京都を訪れた時、何気なく見学していたお寺ですが昔の人々が手間隙をかけて修復作業をしたからこそ何百年という時間、変わることのない姿で今なお残っている。この事をを知った時深い感銘を覚えました。
先ほども書きましたが、この伝統的な仕事を受け継ぐ人が今はほとんどいない為、宮大工がいなくなってしまったら お寺や文化財はどうなってしまうか 心配です、是非 伝統的なものを後世に伝えていってほしいと思います。
木は歳月をかけて「強い力」を発揮します 古材を再利用して造った家は力強く、化粧で使えばオシャレで本当にいいものです。
これから家を造ろうと考えている方、古材を再利用した家造りも検討してみてはいかがですか?