住宅ローン借り換え、いつやる?いくら金利は下がる?

2014.04.24 Thu

住宅金融支援機構が最新の民間住宅ローン借換実態調査を発表していますので
取り上げたいと思います。
まず気になるのが、最初に借りてからの経過期間ですね。
一体、みなさん、何年くらい経過してから借り換えを実施しているのでしょうか?
実際、借り換え前の金利タイプを見てみるとこのような割合になっています。


■ 全期間固定タイプ:35%

■ 変動金利タイプ:23%

■ 10年固定タイプ:22%

■ その他の金利タイプ:20%

この10年固定金利タイプの方=22%の方が「5年超10年以内」で
アクションを起こすためにこの期間が膨らんだというのが一因なのでしょうね。
10年固定金利は、文字通り最初の10年間は特にオイシク設計されておりますので、
それが終われば乗り換えるというのは、
金融機関からすればシビアですが、住宅ローン利用者からすればまことに合理的な判断です。
加えて上記のとおり、新規借り入れ時には時間も余裕も経験もなく、
乱暴に言えば不動産会社や建設会社の「言いなり」になっていたのだとすれば、
いよいよ当初固定期間が終了したタイミングでより主体的に
冷静に住宅ローン選びをしようとする方が多いのかもしれませんね。
借り換えに関しては有名な言い回しがありまして、
借り換えで得する条件としてこう言われております。


■ 残り期間:10年以上

■ 残り残高:1,000万円以上

■ 金利削減幅:1%以上

借り換えには数十万円の費用がかかりますので、
一定の金利削減メリットがないと
「費用倒れに終わってしまう」ことを示唆しているわけですが、
しかし、多くの方が「5年~10年」で借り換えを実施するということは、
残り期間は当然として、残り残高も上記条件以上である可能性が高いですね。
言い換えれば「金利削減幅が1%なくても得する」可能性が高い、ということになります。
「借り換えが早ければ早いほど、
費用倒れにならないために求められる金利削減幅は少なくて済む」という点は
頭の片隅に入れておきたいところですね。
固定金利で住宅ローンを借りている方、
中でも近日中に当初固定期間が終わる方は
これを機会に借り換えを検討されてはいかがでしょうか。

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