「建具」~日本の住文化~さいたまの注文建築

2011.01.11 Tue

こんにちは、ムクスタの大林です!
今日は「建具」について少しお話したいと思います。
「建具」というのは、ガラス窓や障子、襖、ドア、シャッターや
間仕切りスクリーンなど、建物の中で「空間を仕切る道具」を言います。
人の出入り、モノの出入り、光と風の出入りとその量や
温度・湿度までを調節する大切な道具です。
この「建具」の種類が日本では非常に多く、
日本にしかない建具もいくつかあるのに対して、
欧米の建物・住宅の建具はドア・両開き窓がほとんどで、
種類も少なく形態も単純なのが特徴です。
例えば日本の障子の中には
手の込んだ「雪見障子」や「猫間障子」というものがあります。
20110111-o-01.jpg
また、障子・襖などの引違戸の他にも建具は色々あります。
雨戸、縁甲板戸、ガラス引戸、網戸、掃き出し窓、
欄間、無双窓、書院窓、上げ下げ窓、滑り出し窓、格子窓などです。
さらに日本の場合はこれらの建具を複雑に組み合わせて使います。
例えば縁側などでは雨戸、網戸、ガラス戸、障子といった
複数の建具を併用して、防雨や防虫、光・風の調節に使うのです。
このように何重にも建具を準備し、
これを使い分ける生活習慣は
日本の特徴的な住文化と言えるものです。
建具を使いこなすことによって
家の快適さが大きく左右されますので、是非ご相談ください!

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