一級建築士事務所の照明計画~電球の選び方~
2011.01.07 Fri
こんにちは、2歳1ヶ月の息子が、
日々新しい言葉を覚えていくのが可愛くて仕方がない
ムクスタの新築プロデューサー大林です!
今日は照明、特に電球について少しお話したいと思います。
家づくりの要素の中で、照明計画はとても重要です。
一言で照明計画と言っても、器具自体のデザイン、配置の仕方、
どこを照らすか、どんな電球を使うかなど、色々な要素があります。
今日はその中でも「電球」を選ぶポイント、特に、
白熱球と蛍光灯のどちらが良いのか、比較してみたいと思います。
皆様もご存知の通り、蛍光灯は電球よりも長持ちします。
ただし、電球の価格は蛍光灯の方が高くなるので、
代表的なもので比較してみると、
① 電球型蛍光灯 15W 平均寿命8,000時間 \1,800-
② ミニクリプトン球(白熱球を小型化したもの) 60W 平均寿命2,000時間 \340-
となり、電気料金を考えなければクリプトン球の方がお得ですが、
リビングなどの部屋で常時使用すると
半年に1回は電球を交換しなければいけない計算です。
でも本当に重要なのは、経済的なことだけではなく、
どの電球を使うと空間がどういう雰囲気になるか、
人間の体や脳にどういう影響を与えるか、というところだと思います。
例えば、蛍光灯の中でも、
一般的な青白い光(昼白色)の電球を浴びると、
白熱灯などのオレンジの光などに比べ、
人間の味覚が敏感になるそうです。
その為、料理をする時は味覚が鋭くなる昼白色の方が良く、
食事をする時は味覚が比較的鈍くなる電球色の方が
おいしく食べられるなどといったこともあるようです。
他にも色々な電球があり、様々な特徴がありますので、
部屋の雰囲気や生活スタイルに合わせて
ご提案をさせていただきますので、是非ご相談ください。