照明計画パート1 ~電球の色と取り付け位置~
2009.08.07 Fri
こんばんは、ムクスタの大林です。
一般的に結構見落とされがちなのですが、家造りのなかで
かなり重要な要素の一つとして、
照明のコーディネートがあげられます。
照明のしつらえ方、使い方によって、同じ空間がまったく違う
空間に感じたり、人間の体に色々な影響を与えたりします。
例えば、日本では好まれる昼白色(白っぽい昼間のような光
の色)の蛍光灯を天井の真ん中に取り付けた場合、日中空か
ら太陽に照らされている状態と同じなので、人間の脳は、とて
も活性化します。
仕事をするときや、勉強をするときなどに向いている光だと言
えます。逆に、寝る前の時間やリラックスしてくつろぎたい時
などには脳が興奮してしまうのであまり向いていません。
その場合は昼白色の蛍光灯ではなく、電球か、電球色の蛍
光灯を使うと良いです。さらに、照明器具の取付け位置もしくは
置く位置によっても効果が変わります。天井に付ける蛍光灯など、
頭の上からの光は、より太陽の光に近いと言えます。
逆に、光の位置が低くなればなるほど、人間は落ち着きを感じ
ることができます。高さの低い電球のオレンジ色の光は、夕日や
焚き火などを連想させ、リラックスした気持ちにさせてくれます。
ホテルなどではスタンド照明や間接照明が多く使われていてと
てもくつろぐことができます。人間は、光が自分に当たっている
状態にストレスを感じるので、シェード型スタンドや間接照明を
使った空間ではストレスを感じないこともあり、リラックスすること
ができるのです。
寝る前の2時間ぐらいは、電球色などを使い、照明を少し暗めに
設定すると、スムーズに眠りにつくことができ、不眠症にも効果が
あります。
(ちなみに私はいつも夜寝床について30秒ほどで寝てしまいます。。。)
また、夜窓からこぼれる明かりも、昼白色の光より電球色の方が
家の雰囲気が暖かく感じます。