厳島神社の構造~無垢スタイル スタッフブログ

2008.09.19 Fri

こんにちはこいけっちです!
今回は世界遺産であり、国の重要文化財に指定されている
厳島神社について、友人より聞きかじった話しを少ししたいと
思います。
厳島神社とは皆さんもご存知の通り、平清盛が現在の社殿を
造営したとして有名ですよね。日本でも最大級の社殿にくわえ
海に浮かぶ神社としても有名だと思います。そして、台風の時
期になるとよく、廻廊などの社殿が浸水するシーンでお馴染み
ではないかと思います。
厳島神社の廻廊などの床の高さは、満潮時にちょうどすれすれ
の水位になるように設計されているのだそうです。専門家の方
に言わせると水害などを考えず、美しさにとことんこだわった結
果ではないかとのことです。
その代わりと言ってはなんですが、廻廊の曲がり角はわざと90
度ではなくし、初めから少し歪めておくことによって、強い力がか
かっても力が抜けやすくなっているそうです。
床板も同じように、ある程度の隙間を開けて敷き詰められていた
り、場所によっては床板がただ置いてあるだけのところもあり、
大雨などで水位が上がっても水圧がそこから逃げれるように工
夫されているそうです。
また、見所の一つでもある海に浮かぶ大鳥居ですが、実は砂の
上にただ置いてあるだけの構造になっているそうです。
しかし、やわらかい砂の上に何トンもの重さのものをただ置いて
あるだけだとすぐに砂に埋もれてしまいます。そこで大鳥居の一
番太い両柱の下に何本もの松の木を埋め込み、それで大鳥居
を支えているそうです。
このやり方は、現在の杭工事の原型とも言えるものですね!!
こうした先人の知恵を、まだまだ沢山勉強し随所に取り入れ
ていければ!と思います。

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