注文住宅 無垢の家~お金の貸し借りについて
2008.04.22 Tue
當間です。
今回は弊社のお客様でもよくでる話なのですが、住宅資金の一部を
奥様の自己資金を使って建築する場合があります。
贈与税の観点から見ると、夫婦間の110万円(年間)以上の贈与は
贈与税の対象になりますので、奥様の自己資金を使い、所有権を
御主人様単独名義で登記を行なうと、贈与の対象になってしまいます。
贈与税を回避するには、住宅資金総額に占める奥様の自己資金割合
分を、奥様名義の所有権登記をしなくてはなりません。
但し、共有で所有権を登記することは、危険負担を倍にするのと同じ事
になります。
例えば、どちらかが借金トラブルに巻き込まれれば、当然に所有の不動
産も弁済の対象になりますしそのほかにもデメリットが、増えると判断で
きます。
贈与税を節約し、かつ単独名義にするには、奥様から御主人にお金を貸
すのが望ましいのですが、法令順守に従い、正式な書面で貸し借りを行
なわないと、夫婦のトラブルになりますので、次回は正式な、個人間での
お金の貸し借りについてお話したいと思います。
CATEGORY:資金計画のお話
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